蟹のふんどしに注目!カニのオスメスの見分け方

蟹のふんどしに注目!カニのオスメスの見分け方

カニを食べる時に、オスとメスを気にしたことはありますか?特に気にしないで購入して食べているという人も少なくないのではないでしょうか。そもそも、どうやってオスとメスを見分ければ良いのかご存じない人も多いことでしょう。

実はカニの場合、オスとメスとではかなり味の違いがあるため、どちらを選ぶかによってかなり違いがあります。ここでは、オスとメスの見分け方について紹介し、さらに両者の違いについて詳しく見ていきます。

 

カニのオスとメスの見分け方は?

カニのオスとメスの見分け方は?

まずはカニのオスとメスの見分け方について紹介します。カニのオスとメスは、素人でもフンドシを見ることによって簡単に判別することができます。フンドシというのは腹の部分にある切れ目の付いている部分のことで、この形がオスとメスとでは違っています。

カニの種類によっても細かい形は違っていますが、全体としてオスのフンドシは三角形になっていて、メスのフンドシは半円状になっていることが多いです。メスはこの半円状で広いフンドシ部分で卵をできるだけ多く育てられるようにしています。脚だけで販売されている場合などには見分けるのが難しいため、この場合は販売員などに尋ねるとよいでしょう。

また、一部のカニについてはフンドシ以外で見分ける方法がある場合もあります。例えばワタリガニの場合には、体の色みで判別することができます。どちらも黄褐色ですが、オスの方が青みが強く出る傾向があります。オスの旬は5月から9月、メスの旬は11月から2月と違いがあるため、ワタリガニを見る時には気をつけて見て下さい。

さらに、タラバガニやズワイガニの場合には体の大きさ自体が違っています。メスはオスに比べて体格が小さいため、フンドシを見るまでもなく見分けることができるでしょう。ただし、これらのカニはメスが売られていることはそれほど多くはありません。

 

オスとメス、味の違いは?

オスとメス、味の違いは?

では次にオスとメスの味の違いについて紹介します。これについてはカニに限ったことではありませんが、多くの動物はオスとメスで味に違いが生じます。それは、メスは出産のために多くの体力を使うようになっているためです。そのため、メスはエネルギーを使ってしまって体の身が薄くなってしまったり、味自体も落ちてしまったりすることが少なくありません。

身を食べるのであれば、断然オスの方が美味しいとされています。特にズワイガニやタラバガニのように、脚部分の肉を食べるのがメインのカニの場合には味の違いは顕著です。

全体を食べるカニである毛蟹についても、同じくメスよりもオスの方が美味しい傾向があります。ただし、毛蟹の場合にはそもそも北海道でメスが禁漁となっているなど、メスを食べる機会はほとんどありません。気にせずに購入したとしても食べているのは美味しいオスの方であるため、気にする必要はないでしょう。

 

メスにもメスの楽しみ方がある

では全てのカニにおいてオスの方がメスよりも美味しいのかというと、必ずしもそうではありません。確かに身の部分に限って言えばメスよりもオスの方が身が詰まっていて旨味があるため美味しいのですが、例外となるのが「卵」と「卵巣」です。オスにはないこれらの部位を食せば、また違った楽しみ方をすることができます。

卵は外子、卵巣は内子という名前で呼ばれます。これらは珍味として美味しいとされていて、特に花咲ガニのメスはオスよりも高額で取引されていることも少なくありません。

 

おわりに

せっかくカニを食べるのであればより美味しいものを食べたいものです。基本的にはオスの方が美味しいため、購入する際にはひっくり返してフンドシを見てみると良いでしょう。機会があれば食べ比べをしてみるのも面白いでしょう。

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