冷凍カニの正しい解凍方法

冷凍カニの正しい解凍方法

せっかく高級な冷凍カニを取り寄せたのにも関わらず、解凍法を間違えてパサパサにしてしまった…。こんなガッカリな経験をしたことのある方も多いのではないでしょうか。近年では冷凍技術も進歩したため、解凍したカニでも大きく味が損なわれることはあまりありません。ただしそれは「正しい解凍方法」を実践すれば、の話です。そこで今回は、冷凍カニを上手に解凍するための方法と注意点についてご紹介します。

基本は低温でゆっくりと

冷凍カニの解凍法として適しているといわれているのは、「冷蔵庫で丸一日放置する」方法です。では、なぜあえて温度が低い冷蔵庫で解凍をすることが望ましいのでしょうか。
冷凍カニの表面は、氷の薄い皮膜で覆われています。これは、冷凍したことによって表面に霜がついたのではなく、あえて氷でコーティングされているものです。カニの乾燥を防ぐため、水を振りかけながら瞬間冷凍することによって、この皮膜はつくられています。この氷の皮膜のことを「グレース」といいます。
グレースがあることで、冷凍カニは通常に冷凍したものよりも溶けにくくなっています。しかし、溶けにくいからといって、焦って解凍を進めてはいけません。
室温解凍など、高い温度で急速に解凍する方法では、カニの旨みであるエキスが溶けだしたグレースと一緒に一気に流れ出てしまいます。冷蔵庫内の低い温度でゆっくりと時間をかけて解凍することによって、エキスの流出を防ぐことができ、カニの美味しさを損なわずに済むのです。

準備は半日前までに済ませておこう

大きさや重さにもよりますが、カニの大体の解凍時間は8時間~12時間が目安であるといわれています。そのため、準備は半日前までに済ませておかないと、予定していた時間に調理に取り掛かることはできません。
冷蔵庫で解凍する前には、乾燥を防ぐためにラップで包むか、厚手のキッチンペーパーや新聞紙でカニを包みましょう。さらにビニール袋で密閉をすれば、準備は万全です。冷蔵庫内でもカニの水分は蒸発してしまうため、しっかりと密閉することを意識しておきましょう。
また、溶けだしたグレースによって冷蔵庫内が汚れてしまう恐れがあるため、水切りパットなどを下に敷いておきましょう。水切りパットが無ければ、深皿で代用することも可能です。

急いで解凍するなら

急いで解凍したいのであれば、ビニール袋の上から流水をあてる方法を選びましょう。冷蔵庫でじっくりと解凍する方法と比べれば味は劣ってしまいますが、室温や電子レンジで解凍する方法と比べれば旨みを損なわずに済みます。カニをビニール袋に入れてしっかりと口を閉じたら、ボウルなどで水に浸し、ちょろちょろ程度の流水にあてましょう。ある程度解凍できたら、厚手のキッチンペーパーや新聞紙に包んで自然解凍するのを待ちます。この方法であれば、ある程度の旨みは保ちながらも数時間程度で解凍させることができます。

長期間の解凍と再冷凍は避ける

たとえ冷凍庫内であっても、保存が長期間に及ぶとカニの鮮度は落ちてしまいます。家庭用の冷蔵庫は一般的にマイナス20度前後に設定されていますが、これぐらいの温度でもカニの鮮度は少しずつ落ちていきます。種類によって適した保存期限は異なりますが、基本的には1ヶ月以上保存しないことを心がけましょう。
また、一度解凍したカニを再冷凍すると、味も風味も落ちてしまうといわれています。使用する部分のみ解凍することを心がけ、一度解凍したものを保存する際には冷蔵庫に入れるようにしましょう。なお、冷蔵庫に保存したカニについては翌日には食べきることが大切です。

おわりに

ここまで、冷凍カニの正しい解凍方法などについて紹介してきました。冷凍技術と保管技術の発達によって冷凍カニの品質は向上しましたが、それでも正しい解凍方法や保存方法を守ることは大切です。カニ本来の旨みや風味を十分に楽しめるように、正しい方法をしっかりと身につけておきましょう。

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